11月18日(月)、クリードグループの全社研修を行いました。
今回の研修は、日本赤十字社沖縄県支部より崎山翔平氏を講師としてお招きし、防災セミナーと救急法講習を実施いたしました。
今年は元旦に石川県能登半島で最大深度7の大地震が発生し、4月には沖縄県で津波警報が発令。また、先週は本部町で記録的な大雨が降り、土砂崩れや道路崩壊などが発生。
日本が災害大国であり、沖縄県も例外でないことを痛感する出来事が多くありました。
クリード沖縄は、「環境を提供する集団」として県内さまざまな場所で仕事を請け負っております。
その仕事中、災害が発生したら? 300名を超える従業員は皆、無事なのか? 各現場の様子は? など、考えなければならない課題が多くあるため、社員一人ひとりの防災意識を深めるために、日本赤十字社に講習を依頼いたしました。
一部の防災セミナーでは、地震や津波、大雨、土砂災害などから命を守る対策をはじめ、クリード本社やクリード西原マリンパークのハザードマップや避難場所の確認。
そして、沖縄県で自然災害が発生した時の復旧想定と備蓄品などについて、赤十字社の資料を基に学ぶことができました。
なかでも、東日本大震災の津波の様子や、熊本地震被災者へのインタビューは、見ているだけで辛くなる映像で、災害の恐怖と、備えの大切さを痛感いたしました。
二部の救急法講習では、「人が突然倒れた現場に遭遇した」という課題のもと、対応方法やAEDの使い方についてグループワークを行いました。
2022年に心臓が原因による心肺停止で緊急搬送された方は9.1万人で交通事故死された方の35倍にもなるそうです。そして、救急車が現場に到着するまでの平均時間は10.3分。この、救急車が到着するまでの10分間、何もせずにいることで生存退院率は10%以下になってしまうそうです。
そこで、救急車を待つ間に居合わせた人ができる救命処置が大切ということで、心肺蘇生とAEDの使い方についてレクチャーしていただきました。
一時救命の流れとして、心肺蘇生(1分間に100~120回の早さで胸骨を30回圧迫)し、そのあと人工呼吸、そしてAED、この3つを絶え間なく繰り返すとのことで、実際にマネキンに行ってみたのですが、とてもハードで終わったころにはヘトヘトになっていました。
今回の研修を通して、本社・各現場で必要な災害対策が見えたかと思います。
学んだことを生かすため、社員の皆様は、各現場で被害を減らすための対策や情報の共有を実施し、職場や家庭で命を守るための対策をとるようお願いいたします。
内容が濃く、とても意義のある研修となりました。
日本赤十字社 崎山様、誠にありがとうございました。